Dell Inspiron710m に搭載されている2.5インチHDDをSSDに交換。
起動や動作速度がが大幅に早くなったので、レポートします。
換装前、起動に約2分~2分15秒かかっていたマシンが、40~45秒で起動する様になりました。
(※当記事は、旧サイト「雑記帳」より引っ越しし、加筆訂正したものです)
※メーカーの修理・保証・サポート対象外ですので、自己責任でお願い致します。
用意したもの
HDDは、予めコピーしてから換装します。
使用した機材は、CENTURY社の「これdo台MASTER」。
PCから取り出したHDDと新しいSSDを、この製品に直接接続してコピーを行います。
換装用に購入したSSDは、128GBのCSSD-PMM128WJ2 です。
インターフェースは一昔前のタイプで、Ultra ATA133です。
分解作業
パソコン本体から電池を外します。
裏側の写真の部分のネジ3本を外します。
裏蓋を開け、HDDが入っている部分です。
写真右側の青色のプラスチック(コネクターを押さえるパーツ)の部分に2つのネジが止まっているので外し、青いプラスチックを取り外します。
青いフィルムを上方向に持ち上げて、そっとハードディスクをコネクターから抜き取ります。
コネクター部分は、可動式になっているので、写真の様に持ち上げても壊れません。
入っていた Ultra ATA 2.5インチHDDは、こちら。
Seagate ST9100823A | 100GB / 厚さ9.5mm
購入したSSDは128GBで、このHDDより容量が大きいので問題ありません。
抜き取ったHDDに付いている固定用のプレートを取り外します。
ネジ4本で止まっていました。
外したら新しいSSDに同じ様に取り付けます。
UltraATAなので、Master Slave の設定が必要です。
写真左側がHDDで、Master の設定になっています。
写真右側がSSDで、同じく Master の設定になっている事を確認します。
CENTURY社の「これdo台MASTER」を使って、HDD丸ごとコピー中のところです。
このコピーには50分ほどかかりました。
コピーが完了したSSDを入れて、コネクターを押さえる青いパーツを元通りネジ止めし、蓋を閉めれば完成。
電源を入れたら、元の環境のまま爆速です!
従来、起動に2分~2分15秒かかっていたところ、
40~45秒後には使える状態になりました。
おわりに
Dell Inspiron710m は、2006年末頃に購入したもので結構遅さを感じていたのですが、HDDの動作速度がネックになっていた様で、換装によりまだまだ使えるマシンに生まれ変わりました。
HDDのインターフェースが一昔前の Ultra ATA だった為、交換により効果が出るかどうか不安がありましたが、見事に期待に応えてくれました。
支障なく動いておりましたが、このPCに Windows 10 はインストールすることが出来ませんでした。
ノートパソコンのHDD換装は、概ねこの手順でできます。
全てのメーカー製PCで可能とは限りませんが、参考にして頂ければ幸いです。
※HDDの換装は、メーカーの修理・保証・サポート対象外です。
※他の方の環境で動くとは限りません。
※同様に体感速度が上がるとは限りませんので、換装される方は自己責任でお願い致します。