2018年6月21日からテレビの映像が乱れる理由

2018年6月21日(木)以降、

ご使用中のテレビの映像が乱れる可能性があります

と書かれたチラシが入っていました。

何??と思ったのは私だけではないと思います。

一部のお宅のテレビに、「映像が乱れる」「映らない」という影響が出る可能性がある。

我が家は大丈夫なのだろうか??
チラシを見ただけでは、

携帯電話で新たに700MHz帯の電波を使うから!

理由がそれしか分かりません。
Q&Aには、回復のために調査・確認し、屋内外で無料で工事するなど..色々書いてあります。

もし影響が出た時に、調査・確認・工事って、家に上がり込んで何されるの??
何か装置を付けたり交換したりするらしいけど、どういう事??

少々心配になったので、どういう事なのか調べてみました。

悪徳業者に騙されないためにも、ザックリとでも内容を理解しておいた方が良さそうですよ!

この記事の最新版はこちら >>>「テレビの映像が乱れる可能性」の理由と対処方法(続編)

 

影響が出る理由はこうだ!

一言で説明すると

2012年以前のアナログ放送時代の受信設備を使っている人は、新たに利用が始まる携帯電話の電波を拾ってしまい、映像が乱れたりする可能性がある。

ということです。

つまり、アンテナ、ブースター、テレビ、全てが地デジ専用の設備を使っている人には、影響は無いようです。

もう少し具体的に説明すると

影響が出るパターンを、もう少し具体的に説明します。

昔のアナログ放送は、UHF帯の13ch~62chが使われていました。
現在の地デジ放送は、UHF帯の13ch~52chが使われています。

地デジでは、53ch~62chは使用していないのです。

ここがポイント!!

53ch~62chは、周波数でいうと、710MHz~770MHzになります。

 

この件について説明しているサイトに、分かりやすい図がありましたので拝借。

緑の矢印部分に注目です!

新旧UHF帯の違い

出典:一般社団法人700MHz利用推進協会

 

2012年以前のテレビ受信設備を使用していると、
2018年6月21日以降から始まる、携帯電話で使う電波を受信したり増幅してしまう

それによって、弊害が生ずる可能性がある、ということの様です。

我が家のブースターを例に

昔のアナログ放送時代のアンテナやブースターは、広帯域の物では13~62chまで対応していました。

我が家は、お風呂場の屋根裏に旧型のブースターを設置してあります。

以下の画像(赤丸部分)を見ると、470~770MHzと書いてあります。

旧型UHFブースター(MASPRO VUBCA31W)

携帯電話で使用される帯域まで増幅してしまうブースターですね。

しかし、アンテナは最新の地デジ専用の物で、13~34ch迄のLo帯域タイプを設置してあります。

万が一、携帯電話で使用される電波を受信しても、非常に弱い信号しか拾わないはず..。

その弱い電波を増幅しても、多分大丈夫...かな!?

と予想しています。

もし、影響が出たときは、このページで報告します。

対策は?

現在の地デジ放送では使われていない、

53ch~62ch(周波数でいうと、710MHz~770MHz)

この帯域を、

  • 受信しないアンテナにする。
  • 増幅しないブースターにする。
  • 通さない、ローパスフィルターを付ける

これらで、問題解決です!

我が家に影響が出た時はどうすればいい?

700MHz(メガヘルツ)テレビ受信障害対策コールセンター

0120-700-012

に連絡して下さい、とのことです。

無料で対応してもらえます。

 

こちらへ電話した後の対応は、結局上記の3点の何れかの工事を行う、というこになりそうです。

詳細は、「一般社団法人 700MHz利用推進協会」のホームページに、案内があります。