1年ほど前に、
2018年6月21日(木)以降、
ご使用中のテレビの映像が乱れる可能性があります
と書かれた案内が、我が家のポストに入っていました。
当時、何??と思って色々調べたのですが..。その時の記事は、こちら。
本日再び、
2019年6月20日(木)以降、
ご使用中のテレビの映像が乱れる可能性があります
と書かれた案内が入っていました。
また??
と思ってしまった私。
初回に影響が出なかった我が家では、これ以上影響は出ないものと思っていました。
公式サイトを確認したところ、「2018年8月23日(木)以降、・・・」と書いてある部分がありましたので、地域によって実施日が異なる様ですね。
前回の記事より、もう少し詳しくまとめてみました。
目次
影響が出る可能性のある人とは?
2012年以前の地上アナログ放送時代の受信設備を使っている人は、映像が乱れたりする可能性があります。
「アンテナ」や「ブースター」が、地デジ専用の設備になっていれば、影響は出ません。
「映像が乱れる可能性」の原因
2012年以前に、地上アナログ放送時代に使われていた周波数の一部が、携帯電話用として使われることになりました。
その周波数を使って、「テレビ受信設備」の近隣にある「携帯電話基地局」から電波の送信が始まると、テレビにノイスが出てしまう可能性がある、ということです。
なぜ「映像が乱れる」のか、具体的な解説
もう少し具体的に説明します。
昔のアナログ放送は、UHF帯の13ch~62chが使われていました。
現在の地デジ放送は、UHF帯の13ch~52chが使われています。
53ch~62chは、地デジでは未使用の帯域 になりました。
53ch~62chは、周波数でいうと、710MHz~770MHzになります。
この空いた周波数帯域は、携帯電話用の電波として使われることになりました。
公式サイトに、分かりやすい図がありましたので拝借。
緑の矢印部分に注目です!
「2012年以前の地上アナログ用テレビ受信設備」を使用していると、携帯電話で使う電波を受信したり増幅してしまいます。
そのために、ノイズが出てしまうことになるのです。
影響が出る可能性の具体的な例
①アナログ時代のUHFアンテナを使っている
一つ目は、アナログ放送時代のUHFアンテナのうち、受信範囲が53ch~62chを含むアンテナを使用している場合です。
この場合は、携帯電話で使用される帯域まで受信してしまうので、テレビの映像が乱れてしまう可能性が出てきます。
②アナログ時代のブースターを使っている
二つ目は、アナログ放送時代のブースターを使用している場合です。
我が家は、現在も昔のアナログ放送時代に使っていたブースターを利用しているので、実際の写真をお見せします。
画像の赤丸部分に増幅可能な帯域として、470~770MHzと書いてあります。
このブースターは、新たに運用が始まる携帯電話の周波数、710~770MHzを増幅してしまいます。
我が家の様に古いブースターを使用していると、テレビの映像が乱れてしまう可能性があります。
我が家の場合、アンテナは地デジ専用で、13~34chまでのLo帯域タイプを設置しています。
710~770MHzは殆ど受信されないはずなので、ブースターで増幅していても影響は無いと予想し、使い続けております。
もし、影響が出たときは、このページで報告します。
対策は?
対策は、現在の地デジ放送では使われていない、
53ch~62ch(周波数でいうと、710MHz~770MHz)
この帯域を、
- 受信しないアンテナにする。
- 増幅しないブースターにする。
- 通さない、ローパスフィルターを付ける
これらの何れかを行えば、問題解決です!
影響が出たときの対処法
連絡先
700MHz(メガヘルツ)テレビ受信障害対策コールセンター
0120-700-012
に連絡して下さい、とのことです。
無料で対応してもらえます。
詳細は、「一般社団法人 700MHz利用推進協会」のホームページに、案内があります。
作業内容
公式サイトより、作業内容を抜粋しました。
上記連絡先へ連絡した後の対処は、所要時間30~90分で、次の内容を行うとのことです。
- テレビアンテナ、ブースターの有無など、受信設備の設置状況の確認
- 立会いのもと、テレビ受信状況の確認、ブースター・テレビ端子のレベル測定
- ブースターへのフィルター取付け(またはブースター交換)、作業箇所の撮影
- 正常回復確認のため、再度②の作業
<対策の具体例(公式サイトより)>
詳細は、「一般社団法人 700MHz利用推進協会」のホームページをご覧下さい。