この記事は、私が初めてメダカを飼育することになったキッカケや、飼って初めて知ったこと、そして本格的に飼育を始めることになった経緯について書いたものです。
記事下には、経験を積んだ今だから思い当たる失敗の原因について少し触れています。
※この記事は、2012年に旧サイト「雑記帳」で公開していたものをリライトしています。
初めての飼育
2011年秋、子供が近所のお祭りで、メダカの幼魚を4匹貰ってきました。
私は、子供の頃に金魚を飼ったことがあるというだけで、塩素の入った水はダメという程度の知識しかありませんでした。
家にあった虫かごを水槽代わりにして飼うことに。
虫かごに入れた水は4リットル。
2リットルのペットボトル2本に水道水を入れ、2日間ほど太陽光に当てた物を使用。
週1回程度を目安に、水が汚れてきたら全部交換して、水槽も丸洗いしていました。
飼育水を全部交換していた結果
水が汚れてきたら、水を全部入れ替えて、水槽も丸洗い。
良かれと思って行っていたのですが、貰ってきて早々に1匹死んでしまい、しばらくしてまた1匹死んでしまい..。(T_T)
水が合わなかったのか、病気だったのか、弱かったのか..、と色々考えました。
結局理由が分からないまま時が経過し、無事に冬を越して生き残ったのは、雌の1匹のみ。
2012年5月20日撮影。卵をぶら下げていますが、雄がいないので無精卵です。
残った子の仕草が可愛くて
1匹だけになってしまったためか、この子はとても寂しかった様子。
水槽に近寄り指で呼ぶと、ほぼ確実に近くへ寄ってきてくれました。
体全身を小刻みに振るわせて、全身で喜んでいるような様子を見せるのです。可愛い..(^-^)
さらに、お腹が空いているときは、水面をパクッパクッとやって、食べたい! とジェスチャーで伝えてきました。
以前、猫を長く飼っていた事はありましたが、魚は今回が殆ど初めてです。
こんな小さなメダカでも、感情があって、頭を使って表現するんだ!
という事を、このとき初めて知りました。
仲間を増やしてあげた結果
2012年8月末、1匹だけでは可愛そうだと思い、ショップで5匹購入し連れて帰ってきました。
水合わせのため、買ってきた袋のまま、水槽の中へ投入します。
すると...
それまでいた雌のメダカは、袋に入っている5匹のメダカを興味津々の様子で覗き込む様に見ていました。
30分以上が経過したので、買ってきた5匹のメダカを水槽の中へ..。
新たに加わったメダカ達は、最初のうちは不安だったのか、今までいたメダカのそばでウロウロしていました。
しかし、次第に今までいたメダカを仲間外れにする様になってしまったのです。
同じメダカなのに、仲間意識があることを知り驚きました。
追加した5匹のメダカとの違いを考えてみると..。
- 若い
- 集団の中にいたために、エサの争奪戦に慣れている
今までいたメダカは、のほほ~んとしていて食べに来ないので、先に食べられてしまうのです。
後から追加したメダカからすると、歳の差もあるし異質な存在だったのかもしれません。
結局、寂しさは一瞬しか解消できなかった様です。
最初にいた雌のメダカは、相変わらず呼ぶと来る様になりました。
無知では育てられないことを痛感する
メダカを5匹追加してから1週間が経過した頃から、追加したメダカ達の動きが徐々に緩やかになってきました。
エサの争奪戦をする必要の無い環境になり、徐々に慣れてきたのかなーなんて思い始めた矢先。
新たに追加したうちの1匹が、突然死んでしまいました。
病気を心配し、とりあえず死んでしまったメダカを救出し、水替えを行います。
観察していると、今までいた雌のメダカも水草の中に入ったままで、呼んでも出て来てくれません。
指を入れても逃げる様子も無く、体を触ろうとしても逃げない程で様子が変。
原因が分からないまま、翌日には追加したうちの1匹がまた死んでしまい、その翌日には今まで可愛がっていた雌のメダカも死んでしまいました。
追加したのが失敗だった…と嘆いている間に、また1匹が死に、翌朝また1匹死に、夜にも1匹死に..。
結局残ったのは、1匹だけになってしまいました。
原因は何だったのか?
- 病気
- 水質汚染
- 酸素不足
色々考えてみますが、この時点では本当の理由がよく分かりませんでした。
でも、
- 最終的に1匹になってしまった
ということは、何らかの原因があることは間違いなさそうです。
そして、本格的な再挑戦が始まります!
経験を積んだ今、当時を振り返る
この記事は、2012年頃に旧サイト「雑記帳」内で最初に公開したものを、2019年にリライトしたものです。
経験を積んだ今、当時なぜ失敗したのか振り返ってみると、
- 水槽が小さい割に、沢山入れ過ぎていた
- 酸素不足
- 水を全部交換していた
- 濾過フィルターの質が悪かった
- 水質改善のバクテリアがいなかった
など、様々な問題点があったと思います
これらに共通することは「水質」です。
「窒素循環」という仕組みがあることを知らなかったために、失敗していたのでした。
現在では、殆ど水替えをしないで、滅多に病気になることも無く飼い続けています。
それらの記事は、完成次第公開していきたいと思います。