一般的にある足こぎの運動器具と言えば、「エアロバイク」や「スピンバイク」ですよね。
これらは運動したエネルギーを、全て熱エネルギーに変えてしてしまうので勿体ない!
同じ頑張るなら、運動することで発電して、蓄電出来たらやり甲斐が生まれるのに。
そう思って探していたら、1つだけありました!
「K-TOR(ケーター)パワーボックス」という商品。
この商品を見て、思い出しました。
実家で「まわしてチャージ充電丸Z」という小型の足こぎ発電機を買っていた事を!
使わずに放置しているということで、早速実家から回収!
内部の鉛蓄電池も劣化してダメになっていて、そのままでは使い物にならず..。
改造という程ではありませんが、別の使い方をして足こぎ発電機で運動を始めました。
足こぎ発電、とっても良い!!
何が良いか、私がどの様にして使っているかを含めてご紹介したいと思います。
目次
「まわしてチャージ充電丸Z」はどの様な商品だった?
手または足こぎで発電した電気を、本体内部の鉛蓄電池に充電し、貯まった電気は内蔵のDC-ACインバーターで 100W以下の100Vの家電製品が使えるほか、USB電源の出力や、DC電源出力、LEDライトが付いている、という商品でした。
2013年頃に販売された商品で、現在は既に販売終了になっています。
電池は、基本的には交換出来ないので、使い捨てのような商品でした。
電池を外して回収(交換可)
「まわしてチャージ充電丸Z」の内部の電池は鉛蓄電池なので、使わずに置いてあったり、特に電池を使ったまま放置してあると、半年も持たずに文鎮と化してしまいます。
実家から回収した「まわしてチャージ充電丸Z」も、電池は劣化して全く使い物にならず..。
基本的には分解出来ない商品なので交換不可なのですが、毎度のごとく私は早速分解して電池を回収しました!
カバーを外して、ネジを外せば分解出来ます。
まだ持っている方は少ないと思うので、分解方法の詳細は割愛します。
内部には、12V 7.2Ah のシールタイプの鉛蓄電池が入っていました。
UPS(無停電電源装置)等でよく使われている形状の鉛蓄電池ですね。
分解してバッテリーを取り出せるということは、新しい電池に交換する事が可能という訳で..。
参考にリンクを貼っておきます。
私なら程々に安く売られているこの電池を選びます。
交換される方は、自己責任でお願い致します。
「まわしてチャージ充電丸Z」で外部の蓄電池に充電する方法
「まわしてチャージ充電丸Z」の発電部分だけを使います。
回して発電した電気を、蓄電池に直接充電ケーブルで繋いで充電して使えるようにしてみました。
「まわしてチャージ充電丸Z」の発電機部分には、DC OUT と書かれた端子が付いています。
解放時の出力電圧は約15Vです。
この端子から蓄電池本体には、短いケーブルで繋ぐようになっています。
この短いDCケーブルの先に、自作のケーブルを繋ぎます。
自作した充電ケーブルは、こちら。
DCジャックと繋いだ先は、蓄電池に接続しやすいように、バナナクリップにしました。
自作する方は、DCプラグの中心が「+」なので間違えない様に接続しましょう!
要するに、次の様に接続して使います。
実際にバッテリーに接続して、運動出来る状態にしたのが、こちら。
重たい鉛蓄電池の入った本体を外したので、そのまま漕ぐと本体が安定しません。
荷物を入れた黄色いボックスを乗せて、動かない様にして使っています。
接続先の鉛蓄電池は、普段は電気料金の安い深夜の時間帯(23時~翌7時)に充電し、その他の時間帯に家の中で節電用の照明の電源として使っています。
この電池を足こぎ発電機で充電すれば、充電する電気代が少し浮くというワケです。
その照明の記事はこちらです。
発電性能は物足りないが、むくみ解消に効果有り
「まわしてチャージ充電丸Z」で発電して、蓄電池への電流量を測定したところ、最大で0.7A強程度の充電電流でした。
およそ、8~10W程度の出力の発電機だったようです。
いくら頑張っても、この出力ではなかなか充電が出来ません!
上の画像に写っている大きな蓄電池にフル充電するとなると24時間以上、元々内蔵されていた蓄電池でも10時間以上はかかります。
正直、これではオモチャ程度だな~と思ってしまいました。
でも、でも...
運動不足の解消にはなりますよ~(笑)
運動前と、約40分の運動後の私の足のむくみの解消具合を比較してみました。
運動前
指の筋が分かる様に、足の指を持ち上げています。
赤枠部分を、下の画像と比べてみて下さい。
運動後
写り具合で左足は差が分かりにくいと思いますが、右足は違いがよく分かりますよね?
運動前と比べて、運動後はむくみが少し解消しているので、指の筋がハッキリ見えるようになりました。
発電性能なら「K-TOR(ケーター)パワーボックス」
手軽に使えて、発電性能が良い足こぎ発電機なら、42W出力のこちら!
本体には、車で使われているシガーソケット(直流14V出力)が付いていますので、自動車用の電気製品のほか、バッテリーに直接繋いで充電が可能です!
こちらの商品、付属品の中にDC-ACインバーターが付いているので、AC100Vの家電製品(最大30W)を動かすことが出来ます。
付属のインバーターは「矩形波」出力の安価な物なので、トランスが使われた家電製品は使えません。
携帯電話などで使われている、スイッチング電源タイプならOKです。
価格が高すぎて買えない!
という方には、従来型の出力の少ない20Wタイプもあります。
K-TOR POWER-BOX (ケーター パワーボックス) 20Wタイプ
こちらは、コンセント出力タイプになります。
元々アメリカ製なので、出力電圧は120Vです。
公式サイトや販売ページのスペックを見ると「DC120V」と書いてありながら、対応する携帯等の充電器は「AC100-240Vの記載がある物」と書いてあり、矛盾しています。
(※DCは直流、ACは交流)
おそらく、出力電圧はAC120Vの商品です。
おそらく..ですが、普通のAC100Vで動く家電製品は使用不可ですが、AC100~240Vに対応しているACアダプターであれば使えます。
という事を言いたいのだろうと推測します。
出力電圧の制限の関係で、実際は携帯の充電くらいにしか使えないと思います。
20Wタイプを購入される方はご注意下さい。
結論、高出力のK-TORで発電しながら運動するのが良い!
私の場合、心肺機能まで高めるには脈拍を135前後を目指したいところですが、「まわしてチャージ充電丸Z」では脈拍90程度にしかならないので負荷不足。
エアロバイクの様に、本格的に運動したい人には不向きですが、私の様に普段あまり歩かない人がちょこっと運動するには、この程度の負荷でも足のむくみが解消するので、十分に良い効果があります。
でも、どうせやるなら、沢山発電もしたいですし、もっと強い負荷があった方が運動になると思います。
出力パワーが増強された「K-TOR パワーボックス50」 なら、鉛蓄電池への充電時に、最大3~3.5A程度の充電電流を流して、一気に充電が出来るはずです。
発電量が増えれば、通常は足にかかる負荷も大きくなるはずなので、運動不足解消にはより効果が高いです。
さらに!
「K-TOR パワーボックス50」で毎日運動しながら発電していれば、脚力には自信が付いているはず。
災害などで停電した時も、普段と同じように運動するだけなので、苦労せずに発電出来ますよね!
今すぐにでも欲しいのですが、それなりの値段するので、家族が認めてくれるかどうか?
今使っている「まわしてチャージ充電丸Z」で毎日運動し、壊れた!
となれば、認めてもらえると思うので、「K-TOR パワーボックス50」を買ったら改めてレポートを書きたいと思います。
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