お風呂場で停電、照明とお湯の対策にはUPSの設置がオススメ

入浴中の停電、考えたことはありますか?

顔を洗っている時、頭を洗っている時..。

停電して、真っ暗になったことを想像して下さい!

顔や頭は洗剤まみれで、辺りは真っ暗で何も見えない。

手探りでとりあえず泡を洗い流そうとしているうちに、シャワーから冷たい水がでてきたら..?

入浴中に停電になっても、慌てずに済んだら良いですよね!

このページでは、私の家で行っているお風呂場の停電対策をご紹介します♪

 

停電すると、お湯が出なくなる?

入浴中に停電すると、停電した途端に多くの家では水しか出なくなると思います。

ガス給湯器でお湯を沸かしている場合には、給湯器の制御のために電気を使っているからです。

停電すると点火しなくなり、冷たい水が出てくる様になってしまいます。

因みに、温水器の場合はタンクにお湯が貯まっている間は、冷たい水にはなりません。

エコキュートなど、タンクから出るお湯の温度を制御している機種の場合には、停電するとコントロールが効かなくなり、タンクに貯まっている熱いお湯がそのまま出る様になるそうです。

お風呂場の停電対策方法

私の家では、停電になっても一時的に給湯器とお風呂場の照明に給電できる様に、お風呂場の屋根裏に無停電電源装置(UPS)を付けてあります。

※現在はエコキュートを使用しているため、UPSはお風呂場の照明対策として利用中です。

無停電電源装置とは?

無停電電源装置(むていでんでんげんそうち)は、停電した場合でも、電力を供給し続ける装置のことです。

無停電電源装置は、UPSとも呼ばれています。

※無停電電源装置=UPS(Uninterruptible Power Supply)

無停電電源装置(UPS)の例

UPSは、使用中に突然停電すると故障する可能性があるパソコンなどの機器を保護する目的で、電源に繋いで使います。

停電した瞬間(0.01秒位の間)に、本体に内蔵されたバッテリーの電力に自動的に切り替えて供給し、正常にシャットダウンするまでの時間を稼ぐなどの目的で使われています。

パソコンに限らず、停電時に電力を供給したいものに接続すれば、一時的な停電対策として使えます。

具体的な対策

停電時に、給湯器とお風呂場の照明に電気を供給したいので、それらが接続されている回路の間に、無停電電源装置(UPS)を入れます。

つまり、無停電電源装置の出力に、給湯器とお風呂の照明を接続すれば良いのです。

作業は、屋根裏の屋内配線をいじらないと出来ません。

電気工事士の資格が必要ですので、お持ちでない方は電気工事店に依頼しましょう!

回路の変更点についてですが、家のブレーカーボックスの中に、その家を作った時に書かれた、電気の回路図が入っていると思います。

次の図は、我が家の回路図のお風呂場部分だけを切り抜いたものです。

お風呂場の回路図

この回路図でいうと、青丸印の部分にUPSを接続します。

実際に屋根裏に設置したUPSの写真は、こちら。

お風呂の屋根裏に設置したUPS

設置してある機種は、オムロンの BY75SW です。

間柱の間に板を固定して土台を作り、その上にUPSを置いて、地震等でUPS本体が落下しない様に、木の板で枠を作ってあります。

お風呂の照明と、給湯器に接続されていた電線を切断し、そこにコンセントを設置。

そのコンセントにUPSを接続して、UPSの出力をお風呂の照明と給湯器の電源に接続される様に配線を変えました。

この様にUPSを設置することで、停電時に50分位の間は電力が供給され続けるので、お風呂から出るまでは困ることが無くなりました。

※UPSを屋根裏に設置して配線工事を行う事に関しての各種法令は未確認です。心配な方は、専門家にご相談下さい。

UPSの選び方

「正弦波」出力の物を選ぶ

停電時にUPSから出力される電気の波形には3種類(正弦波・疑似正弦波・矩形波)あるので、UPSを購入する際には注意が必要です。

オシロスコープで実際の波形を見ると、次の様な違いがあります。

●「正弦波」出力のUPSの波形

正弦波(Sine wave)

「正弦波」タイプであれば、電気製品の種類に制限無く接続できます

 

●「疑似正弦波」出力のUPSの波形

疑似正弦波(Pseudo sine wave)

「疑似正弦波」タイプは、モーターやトランスを使った機器や力率改善回路(PFC : Power Factor Corrected)が入っている家電製品を接続すると、壊れやすかったり壊れてしまう機器があります。

実は私、給湯器にUPSを取り付ける前に実験しました。

試しに「疑似正弦波」出力のものを給湯器に接続してみたところ、瞬殺です。

予測はしていたものの、一瞬で給湯器が動かなくなり、修理を依頼することになりました(笑)

結果は、電源基板の交換修理となりました。

 

最後に「矩形波」タイプのUPSもありますが、こちらは論外です。

UPSを購入する際には、「正弦波」出力タイプを購入することを強くオススメします。

容量とサイズ

UPSを選ぶ際は、当たり前のことですが、設置できるサイズの中から選びます。

私の家は、間柱の間に置きたかったので、薄型の物を選びました。

出力容量の大きい物を選べば、電池のサイズが大きくなるので、本体も大型になります。

最適な容量は、入浴中に使える時間をどれだけ確保したいかで決まります。

オムロンでしたら、機種毎に「バックアップ時間の目安」が公開されていますので、この表を参考にします。

給湯器の消費電力とお風呂場の照明の消費電力から、およその平均消費電力を見積もり、私は OMRON BY75SW を選びました。

2008年頃に購入し、バッテリーを2回交換しましたが、2019年9月現在も故障せず、使い続けております。

BY75SW は、10年以上経過した現在も販売されています。

その後新たに販売された同クラスの類似品としては、OMRON BY80SBW100Tがあります。

コールドスタート対応

「コールドスタート」とは、AC入力がない状態でもUPSを起動し、UPSからAC出力させることができる機能です。

停電後、バッテリーが無くなる前にUPSの電源を切っておけば、停電中でも後で電気を使いたい時にUPSを起動させて家電製品を使うことができます。

長時間の停電の時には、あった方が良い機能だと思います。

オススメのUPS

①「正弦波」出力 ②薄型 ③コールドスタート対応 ④ある程度の電池容量がある

この4つ全ての条件を満たすオススメの機種は、オムロンの次の3機種です。

最大出力容量は異なりますが、バッテリーの持続時間は若干違う程度です。

参考になれば幸いです。

●BY75SW (最大出力容量450W) ← 当記事で紹介した、私の家に付けてある商品です

●BY80S (最大出力容量500W)

●BW100T (最大出力容量610W)