【停電対策】停電時・非常時に使える、自動車と同じ12V電源と電気製品

 

停電で電気製品が使えない!

そのような時のために備えておくと役に立つのが、車の電源と同じ12Vのバッテリーと、車で使える電気製品です。

このページは、私が停電対策として行っている12Vバッテリーの使用法を中心に記事にしてあります。

 

12Vで動く電気製品

車のシガーソケットに挿して使う車用の電気製品は、12Vの電源さえあれば、車内以外の場所でも使えます。

カー用品として売られている電気製品は様々なものがあり、例えば

※クリックするとAmazonでの商品一例を見ることができます。

など、車の中で使える物が商品化されています。

特に車で使えるDC-ACインバーターを持っていれば、家電製品を動かすこともできます。

停電対策で、車などの電源を使用して家電製品を使う方法については、当サイトの別記事にて詳しく解説しておりますので、そちらをご覧下さい。

 

この他、照明器具に関しても、12Vで点灯するものは数多く存在します。

秋月電子通商には、20W蛍光灯くらいの明るさの、白色パワーLEDバー(商品型番:OSMC57I12GP-W4XME1C1E)がパーツで販売されています。

秋月電子通商で売られている棒状のLEDライト

パーツだけでなく、完成品も、「12V 照明」で Amazon で検索すると、山ほど出てきます。

バッテリーに接続するコネクターは自分で加工する必要があるかもしれませんが、それさえ行えば最低限のことは困る事が無さそうなほど、12Vの電気製品は沢山あります。

 

停電対策で使える12Vの電池

12V(ボルト)の電源があれば、色々と使える電気製品があることはおわかり頂けたと思います。

12Vの電池で一般的なものは、鉛蓄電池と呼ばれる電池で、大きく分けると2種類(車用のスターターバッテリーと、ディープサイクルバッテリー)あります。

また近年では、「リン酸鉄リチウムイオン電池」がだいぶ普及してきました。軽くて大容量で性能が良く、使い勝手の良い電池です。

それでは、少し詳しく見ていきましょう!

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

LiTime製の100Ah mini

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、リチウムイオン電池の仲間で、2009年にソニーが初めて商品化した比較的新しい電池です。

従来のリチウムイオン電池は、爆発や発火の危険性がありましたが、リン酸鉄リチウムイオン電池は、構造的に熱暴走が起こりにくく、爆発や発火の危険性が極めて低い安全性が高いことが特徴です。

鉛蓄電池と比べると、重量は約1/3、エネルギー量は約3倍、充電電流の受入量は5倍以上、100%放電をしても4000回の充放電を繰り返すことが出来ます。(LiTime製)

私はつい最近リン酸鉄リチウムイオン電池を購入して使ってみたのですが、もう鉛蓄電池には戻れない!と思えるほど、とても高性能でした。

詳細は、こちらの記事をご覧下さい。

 

車のバッテリー(スターターバッテリー)

12Vの電池は、近くのカーショップで手軽に入手することが出来るのですが、車のエンジン始動用に作られています。容量の75%以下になる使い方をすると、すぐに傷んでしまう欠点があるので、カーバッテリーを非常時として使うには不向きなので、買わない方が良いです。

車を持っている方は、2~3年で交換した古いバッテリーがあれば、非常用で使えるように、こまめに充電しながらしばらくの間保管しておいても良いかもしれません。

私は、交換した車の古いバッテリーは、部屋の照明用の電源として使用しています。

非常用などで、充電されたものを使う用途に適したバッテリーは、深い放電にも耐えられるように作られた、次の「ディープサイクルバッテリー」や「リン酸鉄リチウムイオン電池」の方がオススメです。

ディープサイクルバッテリー(鉛蓄電池)

シールバッテリー

ディープサイクルバッテリーは、繰り返し充放電して使う用途で、80%以上の放電サイクルを前提に設計されたバッテリーです。
電動ゴルフカートや電動車椅子などにも使われていたり、停電時にコンピューターの保護をする無停電電源装置(UPS)にも入っています。非常用や太陽電池パネル等で発電した自然エネルギーを貯めて使う用途にも使われています。

私は、UPSに入っていたお古のバッテリーで、まだ使える物は、部屋の照明用の電源として使用しています。

 

私の12Vバッテリーの使用法

車のバッテリーと無停電電源装置(UPS)のバッテリー、共にお古で使えそうな物は、部屋の照明用の電源として使用しています。

そのUPSとは、次の様なものです。

無停電電源装置(UPS)の例

全面の蓋を開けると、中からバッテリーが出てきます。

UPSバッテリー交換

取り出したバッテリーにコネクターを取り付けて、使い勝手を良くした状態で準備します。

UPSから取り出したバッテリーにコネクター装着

取り付けてある黒いコネクターは、エーモン 【1122】カプラー2極(ロック式)です。

同様に、シガーソケットにもコネクターを取り付けます。

シガーソケット

このソケットは、既に生産終了になっていたので、この辺のシガーソケット(メス)を適当に選んで、コネクターを付ければ出来上がります。

例えば、てすが、

バッテリーとUSB電源

先ほどのバッテリーにシガーソケットを繋げれば、車で使うUSB電源を接続することができます。

 

私の家で、コネクターを付けた状態の12Vバッテリーを複数用意してあり、「停電対策・節電の兼用、キッチンで日常使える自作LED照明の紹介」という記事で書いた、自作LED照明用の電源として使っています。

夜間の安い電気料の時間(23時~翌7時)に 12Vのバッテリーに充電し、その他の時間帯(7時~23時)は蓄電した電気を使用。

バッテリー接続の照明なので、突然停電しても照明は点灯し続けるため、停電で困る事がありません。

 

UPSの使用済みバッテリーは、交換サインが出るまで使ってしまうと、使い物にならないかもしれませんが、3年程度で予備的に交換した物であれば、この様な使い方が出来ます。

車のバッテリーも、ディーラーの人に交換を勧められた時くらいであれば、照明程度ならしばらくの間は使えます。

 

以上が私のバッテリーの使い方でした。

参考になれば、幸いです。

 

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